「はぁ…っん…やぁ…イイよぉ…」

友人のミクは知り合ったばかりの男性の上に跨がり、彼の首に腕を絡ませながら蕩けた表情で腰を揺らす。

「折角来たんだから…アヤナも…楽しみなよ…?」

ミクは私の方へ視線をやると喘ぎ混じりに唆す。そんな私の腰には今日知り合ったばかりの別の男性の手が回されていて。

ああ、なんでこんな事になっちゃったんだろう。


事の発端は4日前。

「ねぇ、週末にコンパの話があるんだけどアヤナも参加しない?」
「イケメンの彼氏が欲しいって言ってたでしょ?」

友人のミクからのコンパの誘いがきっかけでした。
ミクとは同じ大学一年生で趣味やファッションも似ていた事もあり、入学して間もなく自然と意気投合した仲。ミクの言う通り、私もちょうど出会いを探していたので二つ返事で誘いに乗りました。

今回のコンパはイケメンが揃っているらしいとの事で私も気合いが入りました。いつも以上にメイクや髪型に気を遣い、お気に入りのファッションで臨みました。

まずはミクとその友人2人と合流。私はその2人とは初対面でしたが、話しやすくてノリも良くすぐに友達になれそうだなという印象でした。

その後、ミクの先導でコンパの場所へ行く流れになっていたのですが、案内されたのはとあるマンションでした。
てっきりレストランや居酒屋かなと思っていたので、どうしてかなと思ったのですが、ここにレンタルスペースがあってそこで開催するとの事で納得。友人の言う事だからと私は何一つ疑う事なく、マンションへ足を踏み入れました。

603号室。ミクがインターホンを押すと、一人の男性が出てきました。

「どうぞー、入って」

私達は促されるまま部屋に入ります。

通された部屋はとても綺麗でした。レンタルスペースだから当然かもしれないですが、10畳はある広い部屋には大きなテレビに壁に沿うように設置されたローソファ。大人数でパーティーをはじめとした飲み会を想定したインテリアコーディネートになっています。
テーブルには相手の男性達が用意してくれたであろう、食べ物やドリンクが既に並んでいました。

「準備は出来てるし適当に座ってよ」

と言われ、私達はローソファに座りました。部屋の雰囲気ももちろんですが、とても柔らかくてこのまま寛ぎたくなってしまうようなソファの座り心地に私達のテンションも上がります。

間もなく男性達も席に着くと、いよいよコンパが始まりました。私達は4人で相手の男性も4人の計8人。
名前や肩書き、趣味など簡単な自己紹介をしたり、食事をしながら話をしたり。
ミクから聞いていた通り、相手の男性はそれぞれタイプは違ったもののみんなイケメン寄り。その中でも私は薄い顔立ち、いわゆる塩顔系のユウト君が気になりました。
私より3つ年上、落ち着いた雰囲気で何より顔が好みでした。

コンパって最初はみんなでワイワイ話していても、徐々に小さいグループが出来て最終的に1対1で話すようになる事って多いですよね。
この時も、そんな感じでいつの間にか私とミク、そしてユウト君ともう一人の男性の4人グループに。

「ねぇねぇ。アヤナってユウト君みたいな男の人、タイプだよね?」
「えっ?」

ミクとはよく恋バナをしているので、私の男性の好みは熟知しています。見事に言い当てられて恥ずかしくなる私。でも一番気になるのは、名指しされたユウト君の反応です。

「えー?そうなの?フツーに嬉しい!じゃあさ、隣行ってもいい?」
「えっ?あ、はい!」

迷惑そうにされたらどうしよう心配したものの、彼は好意的に受け入れてくれたようでした。その上、隣に行きたいと言われ、ドキドキしながらソファの席を空けました。

「アヤナちゃんは俺のどういう所がタイプなの?」
「顔、かな…」
「えー!マジで?そんな事言われ慣れないから照れるわ」
「いやいや、そんなはずないでしょ。絶対モテますって!」
「アヤナちゃんこそモテるでしょ、だって可愛いもん」
「私なんか全然ですよ…」

なんて話をしている内に気付けばミクはもう一人の男性と話し込んでいて、他の女の子達もそれぞれ別の男性と盛り上がっているし、結果的に私は気になっていたユウト君とツーショットに。
コンパで意中の男性と完全なツーショットになる事なんて滅多にないだけに、気持ちが舞い上がります。

ユウト君と話が弾んで本当に付き合える事になれたらいいなぁ…なんて期待に胸を膨らませながら趣味や休日の過ごし方といったありきたりな話をしている時でした。目の端に驚くべき光景が飛び込んできたのです。

ミクと相手の男性との濃厚なキスシーンでした。しかもそれだけに留まりません。男性の手がミクの服の裾から手を差し入れ、おっぱいを弄っています。

え!?何やってんの??

状況が飲み込めない私は他の二組にも目をやりました。キスこそしていないものの、ぴったりと密着し合っていて今にも何かが始まりそうです。

私はユウト君を見ると彼もまた私を見ていました。ユウト君もビックリだよね、と同調を求めようとしましたが、彼は平然としています。この状況を受け入れているようでした。

「どうする…?」
「えっ?」

ユウト君が私に問いかけます。その意味を瞬時に理解出来なかった私は返事に詰まりました。

「俺達も、する…?」
「いやいやいや…!」

彼からのストレートな誘いに私は反射的に首を振ります。確かにユウト君の事は気になったし、こういう人が彼氏になってくれたら嬉しいなとは思いました。けれど今日会ったばかりだし、他にも人がいるのに出来るはずがありません。

「そっか、アヤナちゃんはこういうの初めてなんだっけ?」
「こういうのって…?」
「乱パ」
「ランパって何…?」
「乱交パーティーだよ」
「えぇ…?今日ってコンパじゃないの…?」
「まあ…初めて会う者同士の飲み会も兼ねてだからコンパでもあるよね」

話を整理すると私はコンパという名の乱交パーティーに連れて来られた、という事です。言ってみればミクに騙されて連れて来られたようなもの。
普通ならこの時点で怒って帰っても良さそうなものですが、そこまでに至らなかったのはユウト君が本当に私好みだったからです。これがもし全然タイプじゃない男性なら、キレて帰ってミクとは絶交していたと思います。

「とりあえず今日は見るだけにする…?」
「それなら…」

ユウト君は私に無理強いする事はなく見学だけという妥協案を出してくれました。そして私はその案なら、と納得する事にしたのです。

こうしている間にもミクと相手の男性との行為はますます過激さを増していました。服は完全に脱がされ、男性はミクのおっぱいを貪りながら下半身を弄っています。
ミクは口を半開きにしながら小さく喘ぎ、恍惚の表情を浮かべています。もちろんミクのこんな姿を見るのは初めてで、私は見てはいけないものを見ているような気持ちになりました。

気付けば他の二組も既に行為が始まっています。しかも一人の男性のおちんちんを女の子二人で舐めて、余った男性が二人の女の子のアソコを弄くります。まさに乱交パーティーの光景でした。

こうしていると見ている私の方が異様に思えてきて、そして何よりみんなの乱交姿を見ていると、やっぱりちょっとエッチな気分になってしまって。
そんな私の雰囲気を悟られたのかユウト君の手が私の腰に回されます。彼との密着度が高まって私の胸も高鳴ります。

「これくらいならいいでしょ?」

耳元で囁かれ、私は抗う事が出来ませんでした。
そんな時にミクからの焚き付けるような言葉です。

「折角来たんだから…アヤナも…楽しみなよ…?」

私はユウト君を見ました。彼の瞳に私が映って、引き寄せられるように唇を奪われます。唇を啄むようなキスから舌が侵入してくるまで時間はかからなくて。舌が絡み合うと、もうどうなってもいいと、私はその状況に身を委ねました。

「…いいの?」

掠れたような彼の甘い声が耳をくすぐります。私は小さく頷きました。

ローソファに体重を預けた私に彼が覆い被さります。服の下に潜り込んだ手が器用にブラホックを外します。

「あっ…んっ」

指で乳首を捏ねられ思わず声を漏らしてしまう私。

「可愛い…もっと声聞かせて…?」

彼は私の服を一気に剥ぎ取ると露わになったおっぱいを揉み回し乳首を口に含みます。彼の舌で優しく舐め転がされると途端に体が疼いてしまって、ますます声が漏れてしまって。

間もなく彼の手は私の下半身に伸びました。下着の端から指を忍び込ませ、割れ目に沿って這わせます。

「もうグチュグチュだよ…?」
「やだ…恥ずかしい…」
「さっきまで嫌がってたのに、本当は興奮してたんだ?」
「もう…言わないで…」
「どうしてほしい…?」
「中も弄って…」

すぐさま彼の指が私の中へ忍び込みます。気持ち良い箇所を絶妙なリズムで責められると腰が蕩けるような快感に襲われて。

ああ、もっともっといっぱいして…

こんな思いが溢れ、思わず彼の首に腕を絡ませながらさらなる快感を求めてしまう私。
騙されて乱パに連れて来られたのに、他にも人がいるのに、体が求めてしまうのは私が快感に弱い人間なのだろうか。それとも乱パが性に合っている女なのだろうか。もしかしたらそのどちらかもしれない。
そう思うとますます積極的に彼を欲してしまいました。

「ねぇ、アヤナちゃん。こういうの使ってみよっか?」
「えっ…」

私がこの場に馴染んでいくのを察したのか、ユウト君は卑猥な形をしたものを手に言いました。そう、バイブです。ネットなんかで見た事はあったけれど、実際に見て使われるのは初めてで少し戸惑いました。

「大丈夫、気持ち良いから」

彼はそう言って私の中へ挿入してしまいます。かなり濡れていたので、実際に何の痛みもなく簡単に入ってしまいました。
スイッチが入れられると音を立てて私の中で蠢きます。おちんちんの動きとは全く違う、けれど的確に私の気持ち良い所を責めてくるその動きに堪らず甘い声が漏れてしまいました。

「こういうの初めて?でもメチャメチャ感じてんじゃん」
「ねぇ、そろそろ俺の事も気持ち良くしてよ」

彼はそう言うと、ソファに座り直し、ズボンと下着を脱ぎました。既におちんちんは反り返るほどに勃起していて先端には我慢汁まで滲み出ています。

「しゃぶって」

私は体を起こすと言われるがまま、彼の股間に顔を埋めてそれを口に含みました。
塩顔のせいか見た目はあまり性欲がなさそうに見えるのに、こんなに勃起させちゃうんだ。そんなギャップが私を堪らなく興奮させます。その上私の中にはバイブが挿入されていて蠢いていて。その性感も相まって私は夢中で彼のものをおしゃぶりしました。
そんな時でした。

突然、バイブがピストンし始めたのです。ソファに座っている彼の手ではありません。驚いて後ろに視線をやると、そこにはミクと相手の男性の姿が。

「一緒に楽しもう?」
「えぇ…やだ…」

ミクはそう言いながらバイブを操作し、私の中を弄びます。けれど簡単には受け入れられない私は躊躇しました。

「口、離さないで。しゃぶって」

けれど、そんな私をユウト君が諫めます。彼に言われると何だか従わなければという気になってしまって。私は再び彼のモノを口にしました。

彼のモノを咥えながらアソコにはバイブ。しかもそれを友人が操作している。
そんな状況を最初は嫌だ、恥ずかしい、なんで…?と思っていてもそのうち慣れてくるもので、見られているのも気にならなくなります。

「もういいよ、ありがとう」

しばらくするとユウト君は私の頭を撫で、終わるように促します。

「じゃあそろそろしよっか?入れていい…?」

私は頷きました。
バイブが抜かれ、ソファへ仰向けに転がされると両足を持ち上げられて彼のモノがあてがわれます。

「んっあぁ…はぁ…」

無機質なバイブとは違う、生々しい肉感と温度で中を穿たれます。欲していたのはコレと言わんばかりに膣壁が彼のモノに絡みつくように締め上げます。

「あぁ…んっ…イイ…もっと…」

彼が腰を振るたびに蕩けそうなほどの快感がこみ上げてきて、羞恥心を忘れ喘いでしまいます。

最初はこんな所でエッチな行為なんて…と思っていたのに、自ら求める私。浅ましいけれどそんな事すらどうでも良くなって夢中で彼を欲してしまいます。

けれどそんな時、またミク達が乱入してきました。ミクは唐突に私の乳首を舐め始めます。

「やっ…あっ…んんっ…」

ミクの舌で舐め転がされ、唇が吸い付き、私の乳首はミクの口内で弄ばれます。
同じ女だからどうされると気持ちいいのか分かるのか、ミクの舌遣いは絶妙で恥ずかしいという感情よりも気持ちよさが勝ってしまいました。

ミクの舌戯と同時にもう片方の乳首はミクの相手の男性にピンクローターで責められます。舌や唇での愛撫とは全く違う初めて味わうその刺激もまた快感で。

あぁ…もう…乳首もアソコも気持ちイイよぉ…!!

私はもう完全に理性を失って、三人から与えられる快楽を貪り尽くしました。

快感の波は徐々に押し寄せてきます。子宮は疼き、愛液はトロトロに溢れ、目の端からは自然と涙が零れ――

あぁ…もうイキそう…

「イイ…イキそう…あぁ…もう…」

声に出すと、ユウト君の腰の動きも徐々に勢いを増します。パンパンと肌と肌がぶつかり合う音に余裕のない彼の表情、そして乳首と膣奥で感じる甘ったるいような疼き。
そのどれもが私を絶頂へと導いて…

「イク…っ…イクよぉ…あぁ…もう、もう…イッちゃうぅぅぅ…!!」

私の腰がガクガクと震えると同時に私の中で彼のモノが脈打ち、迸りの感触を子宮で感じます。彼も一緒にイッてくれたんだな、と思うと幸福感でいっぱいになりました。

「気持ちよかった?」

ユウト君は力なくソファに横たわる私の隣に寝そべると優しく抱き締めながら髪を撫でてくれて、何度も小さくキスが落とされます。私はそんな彼に身を寄せて、彼の体温に触れました。
絶頂の直後はこんなささやかな時間でさえ幸せな気持ちで満たされるのでした。

エッチは二人きりでするものだと思っていたのに。玩具なんて使う事なんてないと思っていたのに。まさか私がアブノーマルな世界に足を踏み入れてしまうとはこの日まで思ってもいませんでした。

「ねぇ、どうだった?楽しめた?」

コンパという名の乱パが終わるとミクが話しかけてきました。私を騙して連れてきたのに悪びれる様子もありません。

「ミクってコンパでいつもこんな事してるの?」
「まあね」

ちょっとした嫌味も含めて返したつもりでしたが、ミクはあっけらかんと認めます。

「こんな集まりだなんて知らなかったんだけど」
「でも嫌じゃなかったでしょ?」

だってあんなに感じてたもんね、と突っ込まれると返す言葉もなくなりました。
その上、ミクは新たなコンパに誘うような話を持ち出します。

「ねぇ、またこんなコンパがあったら参加してみる?」
「…まあ、私好みの男の人がいたら、かな」

と答えてしまった私は今回の事でまんまと乱パに魅力を感じてしまったようです。