女子大生がコンパと騙され乱パに参加した結果…
投稿日:2021年12月13日 更新日:
「はぁ…っん…やぁ…イイよぉ…」
友人のミクは知り合ったばかりの男性の上に跨がり、彼の首に腕を絡ませながら蕩けた表情で腰を揺らす。
「折角来たんだから…アヤナも…楽しみなよ…?」
ミクは私の方へ視線をやると喘ぎ混じりに唆す。そんな私の腰には今日知り合ったばかりの別の男性の手が回されていて。
ああ、なんでこんな事になっちゃったんだろう。
事の発端は4日前。
「ねぇ、週末にコンパの話があるんだけどアヤナも参加しない?」
「イケメンの彼氏が欲しいって言ってたでしょ?」
友人のミクからのコンパの誘いがきっかけでした。
ミクとは同じ大学一年生で趣味やファッションも似ていた事もあり、入学して間もなく自然と意気投合した仲。ミクの言う通り、私もちょうど出会いを探していたので二つ返事で誘いに乗りました。
今回のコンパはイケメンが揃っているらしいとの事で私も気合いが入りました。いつも以上にメイクや髪型に気を遣い、お気に入りのファッションで臨みました。
まずはミクとその友人2人と合流。私はその2人とは初対面でしたが、話しやすくてノリも良くすぐに友達になれそうだなという印象でした。
その後、ミクの先導でコンパの場所へ行く流れになっていたのですが、案内されたのはとあるマンションでした。
てっきりレストランや居酒屋かなと思っていたので、どうしてかなと思ったのですが、ここにレンタルスペースがあってそこで開催するとの事で納得。友人の言う事だからと私は何一つ疑う事なく、マンションへ足を踏み入れました。
603号室。ミクがインターホンを押すと、一人の男性が出てきました。
「どうぞー、入って」
私達は促されるまま部屋に入ります。
通された部屋はとても綺麗でした。レンタルスペースだから当然かもしれないですが、10畳はある広い部屋には大きなテレビに壁に沿うように設置されたローソファ。大人数でパーティーをはじめとした飲み会を想定したインテリアコーディネートになっています。
テーブルには相手の男性達が用意してくれたであろう、食べ物やドリンクが既に並んでいました。
「準備は出来てるし適当に座ってよ」
と言われ、私達はローソファに座りました。部屋の雰囲気ももちろんですが、とても柔らかくてこのまま寛ぎたくなってしまうようなソファの座り心地に私達のテンションも上がります。
間もなく男性達も席に着くと、いよいよコンパが始まりました。私達は4人で相手の男性も4人の計8人。
名前や肩書き、趣味など簡単な自己紹介をしたり、食事をしながら話をしたり。
ミクから聞いていた通り、相手の男性はそれぞれタイプは違ったもののみんなイケメン寄り。その中でも私は薄い顔立ち、いわゆる塩顔系のユウト君が気になりました。
私より3つ年上、落ち着いた雰囲気で何より顔が好みでした。
コンパって最初はみんなでワイワイ話していても、徐々に小さいグループが出来て最終的に1対1で話すようになる事って多いですよね。
この時も、そんな感じでいつの間にか私とミク、そしてユウト君ともう一人の男性の4人グループに。
「ねぇねぇ。アヤナってユウト君みたいな男の人、タイプだよね?」
「えっ?」
ミクとはよく恋バナをしているので、私の男性の好みは熟知しています。見事に言い当てられて恥ずかしくなる私。でも一番気になるのは、名指しされたユウト君の反応です。
「えー?そうなの?フツーに嬉しい!じゃあさ、隣行ってもいい?」
「えっ?あ、はい!」
迷惑そうにされたらどうしよう心配したものの、彼は好意的に受け入れてくれたようでした。その上、隣に行きたいと言われ、ドキドキしながらソファの席を空けました。
「アヤナちゃんは俺のどういう所がタイプなの?」
「顔、かな…」
「えー!マジで?そんな事言われ慣れないから照れるわ」
「いやいや、そんなはずないでしょ。絶対モテますって!」
「アヤナちゃんこそモテるでしょ、だって可愛いもん」
「私なんか全然ですよ…」
なんて話をしている内に気付けばミクはもう一人の男性と話し込んでいて、他の女の子達もそれぞれ別の男性と盛り上がっているし、結果的に私は気になっていたユウト君とツーショットに。
コンパで意中の男性と完全なツーショットになる事なんて滅多にないだけに、気持ちが舞い上がります。
ユウト君と話が弾んで本当に付き合える事になれたらいいなぁ…なんて期待に胸を膨らませながら趣味や休日の過ごし方といったありきたりな話をしている時でした。目の端に驚くべき光景が飛び込んできたのです。
ミクと相手の男性との濃厚なキスシーンでした。しかもそれだけに留まりません。男性の手がミクの服の裾から手を差し入れ、おっぱいを弄っています。
え!?何やってんの??
状況が飲み込めない私は他の二組にも目をやりました。キスこそしていないものの、ぴったりと密着し合っていて今にも何かが始まりそうです。
私はユウト君を見ると彼もまた私を見ていました。ユウト君もビックリだよね、と同調を求めようとしましたが、彼は平然としています。この状況を受け入れているようでした。
執筆者:M女ペディアン