この間、本当に久しぶりに高校時代の同級生達と飲みに行ったんです。
大学卒業以来長い事会ってなかったので思わず昔話に花が咲いちゃったんですけど、皆結婚してたり、彼氏が居たり。セフレも居たり笑
彼女たちらしいな~って思いながら聞いてました。
え、私?私ですか?大学卒業してから、どうなったかって?
彼女たちには少しだけ話したんですけど…セフレがいます、っていうか、厳密にはご主人様ですね。

流石に大っぴらにご主人様って言えなかったんですけど、セフレって言ったら大体の子達は意外そうな顔してました。
まぁ、気持ちは分かります。グループの中で一番真面目で、セフレとか作らなさそうに見えるのに~って言われましたもん。
それに家もオカタイ感じでしたし。特に母が、彼氏なんて社会人になってからで良い!っていうタイプの人で。
そのせいかちゃんと彼氏出来てセックスしたのなんて、社会人になってからでしたし…汗
もっと厳しかったら、危うく処女のまま一生を終えてた可能性だってあるかもです。そのくらい厳しかったんですよ~。
まぁ、今となっては、親なんて気にしなければいいって言い切れるんですけど。そういうのって中々…やっぱ、気にしちゃいますからねぇ。

だから確かに学生時代の時の、世間を知らない私のままだったらそう…セフレなんて絶対作らなかったかもしれません。彼氏すら怪しいレベルでしたし。
でも、皆さんご存じの通り、大人になれば色んなハプニングとか出会いとか諸々あるわけで。

かと言って、セフレならまだしもご主人様が出来るってどういうこと?って思われるでしょうね。
しかも私のご主人様は外国人ですから…猶更珍しいかも?
とは言っても、海外に行って出会ったとかそういうんじゃないんです。
それに私、英語めっちゃ苦手ですし。かろうじて道案内出来るかな、っていうレベルですよ。
そう、ご主人様の日本語が流暢だから、意思疎通が出来るっていうだけの話なんです。
そして、いくら意思疎通が日本人並みって言っても、日本人男性と違うところも多々あるわけで…(照
ちょっと、内容が内容なだけに人には言えないからこうしてお話しちゃってるわけなんですけど。
聞いてもらえます?私とご主人様の出会いとか、どんな人で、私達がどういう事してるのかとか…。
あと、平凡な地味OLだった私がどんな風に変わっていったのか、とか。

私自身、まさかこんな風になるなんて思ってなくて。
勿論こうなった事自体はとても幸せで満たされてるから良いんですけどね(照
あ、ごめんなさい。こうしてお話してるだけで濡れて来ちゃって…ご主人様と出会う前は、濡れにくくてローション使わないとセックス出来ないレベルだったんですけど。
毎日調教されてる内に、思い出しただけで濡れるようになっちゃって。
…ごめんなさい、ちょっとトイレ行ってきても良いですか?

①只の地味OLだった私

改めまして、百合子と言います。
ごくごく普通の、地方都市の中堅企業で働くOLです。
強いて特徴をあげるとすれば、目が切れ長で、割と鼻筋が通ってて、下半身がムチムチな事くらい。
見ての通り地味な私なんですけど、こんな私にも彼氏とかは居たんです。でも、私と居てもつまらなかったらしくてすぐ別れちゃいましたけど…

初彼だったので、一生懸命尽くしたし自分なりに彼の為に頑張ってきたつもりだったのに、陰でATMとかマグロとか言われてたらしくて、すっごいショックを受けました。
ATMに関してもショックでしたが、マグロに関してはその彼が初めての人だったし、セックス中どう振舞っていいかわからなくて、ただ彼の要求通りに振舞ってただけなのに。
ガーンって頭を金槌で殴られたような衝撃でしたね。
同じ会社だから別れた事ってじわじわ広まって、他の社員達には気を遣われたり、からかわれたり…
私が彼と付き合ってた事を良く思ってなかった女性社員たちからは、通りすがりざまに、マグロちゃん♪とか言われたり。
傷口に塩を塗りたくられるような日々を過ごしましたし、結構人間不信になりました。

ですが、そこでへこたれる私ではありません。
どうしたら私を振った彼、そして外野達をギャフンと言わせる事が出来るか(ギャフンって死語ですかね?)、無い頭で必死に考えました。
で…結論、「良い女になろう!」って思い立って。とりあえずヨガを始めたりするも長続きせず。
お料理教室に通ったり、スピリチュアルスポット巡りをしてみたりと中々に迷走してました。
結局ヤケになって、「そうだ、やりまくればいいんだ!」なんてひらめいて、休日に隣の県の繁華街に立ってみる事に。(今思えば、中々にトチ狂ってますけど、その位思いつめてたって思って貰えたら…笑)

そしたら、こんなイモ女でも需要があるのか、ちらほら声をかけられました…いや、深夜近くに地味な恰好で立ってる女なんて珍しい、って好奇心から寄ってくる人たちが多数でしたけど。
俺とホテル行かない?なんて声をかけてくれる人はいたものの、どうしても生理的にうーん?ってなってしまう顔の人たちばかりで(イモ女が何を贅沢を、って思われるかもですけど、イモ女ながらに選ぶ権利は持っておきたいというか…イモ女なりのプライドっていうか…)、中々踏み切るっていうか、付いていく事が出来ませんでした。

それでも引き続き立ってたら、ちょっとガタイの良いお兄さんがこっちに寄って来たんです。人相は…人を5人はあやめてそうな感じの、狂暴そうな感じで。
それでビクビクしてたら、そのお兄さん、ニコッて笑ってこう言ったんです。「俺なんか君に運命感じちゃった。君もだよね?一目みて分かったよ。早速俺たちの愛を確かめに行こうか。」
そう言うやいなや、腕をグッと掴まれたんです。
あかん、このお兄さん完全に目がイッちゃってる…。ただのナンパとは別の種類の危機感を感じて、でも、抵抗しようにも身の危険を感じたので、「いや、あの…」と、しどろもどろしながら内心「あぁ、こんな事ならこんな向こう見ずな真似するんじゃなかった…」と遅すぎる懺悔をしてたんですね。
この時点で9割方、逃げるの諦めてたんですけど。

私、このままこの人に犯されて、山の中で発見されたりするのかな…いや、湾の中から見つかるのかな…なんて妄想してると、「ちょっと。」と、男の人の声がしたんです。
「彼女嫌がってるよね?手、離してあげなさいよ。」おっと、強めの口調です。振り向くとそこには、これまたガタイの良い、人相はケン〇ッキーのおじさんを彷彿とさせる温和な感じのジェントルマンが…というか、海外の人でした。どこからどう見ても、屈強な黒人男性。
でも日本語のイントネーション、完璧です。
私も、ナンパしてきた男性も硬直してると、「さ、こっちに来なさい。」と、黒人男性が私の腕を引いてくれました。
ナンパしてきた男性の方を見てみると、怯えたような顔で「俺、英語わかんないよ…」とぼやいて、俯いてしまいました。そこから小声でよく聞き取れない独り言を、早口でぼやき始めてました。
もはや私の事など眼中にないようです。
色々突っ込みどころはありましたが、とりあえずこんな感じで窮地を脱する事が出来たのでした。

そのまま黒人男性に手を引かれるがまましばらく歩いていて、繁華街を抜けたところで黒人男性がこちらをパッ、と振り向いたかと思うと、ニカッと笑って「良かったね!さっきは危なかったね。もうあんな危ない真似しちゃダメだよ。何があったか分からないけど、お姉さん可愛いんだから、あんな事しないでもっと普通にまともな男見つけなさい。」
真っ白な歯と大きなキラキラした目で、言われました。
思わずドキッとしてしまったのと同時に、何か自分が情けないやら何やら…気が抜けたのもあったんでしょうか、ぶわっと泣いてしまって。

「あらら、どうしたの?!」黒人男性が本気で慌ててるのを見て、泣き止まないと…と思ったんですけど、涙が延々出てきてしまって、止まりませんでした。
そしたら、黒人男性が、そっと私に腕を伸ばして、ぎゅっと抱きしめてくれたんです。
彼の腕の中はすごく暖かくて、ほっとしました。
しばらくそのまま抱きしめてくれてて、「落ち着いたかな?」と声をかけられる頃には、大分落ち着いてました。
そのまま私、何を思ったか「すみません、一緒に休みませんか?」って声をかけてしまいました。
黒人男性は一瞬とても驚いてたんですが、「いいの?君みたいな可愛い子にそんな事言われたら、断れないよ。」そう言うと、もう一回ギュッと私を抱きしめて…そのままホテルにINしたんです。

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