「いたい…っ…やめ…て…」

声にならない声で懇願しても男は心底楽しそうな笑みを浮かべて私をレイプする。そして既にボコボコになっているであろう私の顔をさらに殴り続けた。

まさか、私がこんな目に遭うなんて…後悔してもしきれませんが、これは私がある男に騙された挙句、暴行レイプされて身も心もボロボロになった話です。

当時、私は20代前半のOLでした。表向きはどこにでもいる普通のOLですが、プライベートではSMを楽しむM女でもありました。
と言っても軽く縛られたり玩具で責められたりといったソフトSMが中心のライトなM女です。
きっかけは元カレとのSMセックスで、別れた後もそういったプレイが忘れられなくてアプリやSNSで同じ趣味を持つ男性との出会いを募って楽しむという感じでした。

私の容姿は中の下。お世辞くらいでしか可愛いと言われないので職場など普段の生活の中ではモテとは無縁ですが、若くてSMプレイが楽しめる女は需要が高いようでネットで募集すればすぐに何十人もの男性からアプローチを貰えます。ネット上ではモテた気分を味わえました。

私はアプローチをくれた男性の中から最も条件の合う男性を選びます。プレイの内容で決める事もあれば、やりとりの雰囲気で決める事もあります。
幸いにも出会った男性はみんないい人でした。食事もご馳走してくれたし、無理強いするような人はいませんでした。中には“お礼”をくれる人もいました。

お礼を貰うようになってからは財布がピンチになればそういう相手を募集するようにもなりました。OLのお給料は手取り十数万、何とか生活は出来るものの贅沢は出来ません。数万円の金銭的な余裕があるだけで生活は充実します。
といっても浪費家ではないので、お礼ありの相手を求めるのは2,3ヶ月に一度程度でしたが。

ネットを通じての出会いは怖い。こういう女性は多いと思いますし、私も最初はそうでした。けれど出会う男性はみんな常識的で特別変な人もいなかったので、いつの間にか警戒心もなくなっていました。アプリやSNSでの出会いが私の中では当たり前のようになってしまっていたのです。

そんな時出会ってしまったのが、私の身も心もボロボロにした男です。

男はSNSを通じて私に5万のお礼を提示してきました。これまで一番貰った額でも3万だったので破格でした。
驚きましたが、“SM倶楽部だとこの倍はかかるから”と言われて納得しました。その気持ちの中には多く貰える事は私にとって損はないという思いもありました。

間もなく男と対面しました。見た目も服装も至って普通、どこにでもいそうな30代くらいの男性でした。

早速ホテルに誘われます。大抵の男性は最初に食事からという流れになりますがプレイの後で食べる事もあります。お礼ありの男性とはプレイのみという事もあるだけに私は特に気にせずついて行きました。

***

ホテルに着くと最初に約束のお金を手渡されました。この事で私はすっかり信用してしまったのです。
その後、シャワーを浴びるように促され浴室へ。浴び終え出てくると早速私は拘束具で後ろ手に拘束されました。そしてベッドへ押し倒されます。
ここまでは特別珍しい流れではなく、むしろこの後どんな風に責められるのだろうかと、良い意味でドキドキしている私もいました。
けれど、そんな期待は見事に裏切られてしまったのです。

突然、顔面に感じた鈍い激痛。一瞬何が起こったのか分かりませんでしたが、すぐに私は殴られたのだと理解しました。途端に恐怖がこみ上げてきます。

「なんで…なんで…?」

あまりの恐怖にこう問いかけるのが精いっぱいでした。

「5万も受け取っておいて“なんで?”はないだろ。今日はたっぷり楽しませてもらうからな。当然俺が満足出来なかったら金は返してもらうぞ」

男はそう言ってまた力いっぱい私の顔面を殴りつけます。

「顔の形が変わる前にアレ、やっとかないとな」

男は独り言を呟くと鞄からガムテープを取り出し、私の太ももと脛を左右それぞれまとめてグルグル巻きにします。私はあっという間に開脚状態で身動きが取れなくなってしまいました。
そして今度はマジックペンを手にするとお腹の辺りに何かを書き始めたのです。手足の動きを封じられ、私は首を振る事でしか抵抗出来ません。もちろんそんな抵抗が通じるはずもなく結局はなすがままに。
書き終えると男はさらにスマホを手に取り、写真を撮り始めました。

「ほら、見てみろよ」

写真を撮り終えると、男は私の方へ画面をやりました。そこには全裸で股を広げた私の姿、殴られたせいで頬は心なしか腫れています。その上お腹には“強欲売春マゾ女”と落書きされていました。

「俺がこの写真を持ってる、って事はどういう事か分かるよな?」

遠回しに脅されているのだと思いました。この男がこの恥ずかしく情けない写真をを持っている限り、私は何をされても従うしかないのだと悟りました。
この男はいきなり顔面を拳で殴ってくるような鬼畜、この後どんな仕打ちが待っているのだろうかと考えると極限の恐怖に襲われました。

「いや…やめて…許して…お願い…お願い…お願い…!!!」

私はパニックになりながら、自由の利かない体を振り乱し、涙を流しながら思いつく限りの拒否と懇願の言葉を口にしたかと思います。

「うっせぇな!!!!」

男の拳がまた顔面に飛んできました。強烈な痛みと共に鼻の奥がツーンとして喉の奥に生暖かいものが流れてきたかと思うと血の味が広がります。

「きったねぇな、鼻血垂らしやがって」

男は吐き捨てるように言うと、ベルトを外しズボンを脱ぎ始めました。男のペニスが露わになります。

「ほら、マゾらしくご奉仕しろよ」

男は私の髪を乱暴に掴み上げました。ここで抵抗してもまた拳が飛んでくるだけ、私は口を開こうとしましたが殴られた痛みで上手く開ける事が出来ません。
それでも男は容赦なく私の口の中へペニスをねじ込んできました。そして乱暴に突き入れられます。喉の奥まで突かれて何度も吐きそうになる私。痛みと苦しさで涙が止まりません。

「もっとイイ顔しろよ、全然立たねぇだろうが」

と言うと、男は私のお腹を殴りました。

「ぅぐぇ…!!」

口内を乱暴に犯され既に吐きそうになっていた上に拳がみぞおちに入った事で本格的に吐き気を催します。シーツは胃液と消化物に塗れました。

「汚ぇな!俺のチンポをゲロで汚すんじゃねぇよ!!!」

男は怒鳴りながら私の顔面を何度も殴りつけました。

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