こちらでは縄を初めて使う初心者の方むけに解説と紹介をしていきます。
縄というのはただ縛ればいいものではありません。
ただ縛ればいいんだろうと乱暴な縛り方をしてしまう人もいますが、怪我の元ですしきちんと縛り方が存在します。

登山家の方は山を登る前にロープのきちんとした縛り方を勉強すると聞いた覚えがあります。
人が崖の下に落ちてしまったとき、木にロープを縛り付けて助けなければならないからだそうです。
もし結び目が甘かったり、適当な方法で結んであれば縄が解けさらに大惨事になってしまうでしょう。

なのできちんとした結び方を勉強しますし、何種類もの結び方が長い歴史をかけて確立されていっています。
ガッチリと固定するのか、解けやすいように結ぶのか、ロープ同士を結ぶのかなど様々な方法があります。

それはSMだって同じです。なんて言うと登山家たちに怒られますが(笑)
でも登山家さん達に負けないくらいの多種多様な結び方やそれに伴う意味、江戸時代から続く捕縄術としての歴史なども含めてしっかりとした成り立ちがあるのです。
登山家さんにしてもSMにしても先人達の知恵を借りている立場は変わりません。
ありがたくその結晶を活用していくようにしましょう。

縄の扱い方

縄は半分に折って使う

縄の扱い方と基本的な手首・足首の縛り方

まず基本的なこととして縄は半分に折った状態で縛ることがほとんどです。
これは一本で縛るよりも二本で縛ったほうが掛かる力が分散する為、強く食い込んでしまうことを防ぐという目的もあります。

ただプレイの最中にいちいち半分に折るのは不便ですし、面倒です。
なので基本的にはプレイを開始する前にまずは二つに折った上で、縄の中心に結び目を作っておく事をおすすめします。
この結び目はあくまで目印ですから、いざ縛る段階になったら結び目を解きます。

縄の保存はざっくりと束ねた状態で

縄の扱い方と基本的な手首・足首の縛り方

細かい話になってしまいますが、縄の保管方法にも気をつけなければなりません。
寿司職人で言えば包丁と同じで、毎日手入れを怠らずに保管方法にも抜け目がないそうです。
SM職人の方も玩具の電池切れには気をつけていますし、一流の調教師になる為には絶対欠かせません。

縄を保存する場合はざっくりと束ねた状態で保管する事をオススメします。
へびの様にトグロを巻いて保管する方法もありますが、いざ使うときに絡まったりしてめんどうですし、解くのにも時間がかかる恐れがあります。

なのですぐ持ち出せて解くのにもあまり時間がかからないざっくりとした保管方法がいいでしょう。

汚れるのが嫌だからと言ってビニール袋の中に入れて保管することはご法度です。
通気性が悪くなり湿気が多い日はカビが生えてしまったりと変質しまうことにもなりかねません。

そういう意味では車のトランクの中などはオススメできません。
しかし、ご家族で内緒にSMプレイをされているお父様であれば万一見つかったとしても違和感がない場所でもありますので、適度に日陰干しすれば問題はありません。

手首と足首の縛り方

手首と足首を縛るのは基本中の基本です。人間手と足が動かなければなにもできません。
文字通り、手も足もでないわけです。
人間の自由と行動を奪う手首と足首縛りは、お前は俺の支配下にあるんだぞと主従関係を色濃く表現してくれます。

しかしキツク縛ったりそのまま長い時間放置しておくと、血の流れが止まりうっ血したりするので注意も必要です。

手首の縛り方

まさにお縄頂戴といった形です。
犯罪者も手錠をはめられれば何も抵抗できません、まさに服従させるにはピッタリの結び方です。

縄の扱い方と基本的な手首・足首の縛り方

足首の縛り方

縄の扱い方と基本的な手首・足首の縛り方

手足首の縛り方

ここまでは手首と足首を別々の方法で紹介しましたが、この二つを合体させた縛り方を紹介します。
両手足首をこうすることで自然と脚を開いてしまう格好になりますので、羞恥レベルはかなり高いと言えるでしょう。

縄の扱い方と基本的な手首・足首の縛り方

この状態で縛られた女性はなんとか脚を閉じて陰部を隠そうとします。
しかしその状態でいられる力は限界がありますので、いとも簡単に「観音開き」にすることができます。

普段のセックスでしたきた格好でもあると思いますが、縛られていない状態とではかなり羞恥レベルが高いと言えるでしょう。
拘束というのは至ってシンプルで奥深い、入門ではありますが入門レベルを超えた力を発揮することでしょう。