諸手上げ縛りなどの上半身緊縛方法
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緊縛とは日本の誇るSM調教技術の一つであり、歴史が長く価値も高い技術です。
これを学ぶことは価値あることである分、より深く誰よりも優れた領域まで究めようとすればとても大きな努力と長い時間が必要なものです。
そのため私のように緊縛行為を素人なりに今実際に練習し究めている最中の人はとても多く居るのではないでしょうか?
今回は緊縛調教によってM女を調教する際、特によく用いる上半身の緊縛方法とそのコツについて解説していこうと思います。
上半身緊縛は緊縛を究めるための登竜門
人間の体の下半分を縛るよりは、上半身を縛るほうが実は比較的簡単であり、初心者向けであると言えるでしょう。
これは下半身には性器があるためにデリケートな部位に対する慎重な緊縛技術が必要であるのに対し、上半身は血流などに気を付ければ基本的には敏感で弱い部分が少ないということが理由のひとつとして挙げられます。
特に胸の部分や腰の少し上部分であれば普段からブラジャーやベルトで引き締めている人が多い分、ここを緊縛で縛ってもあまり痛みなど不都合な症状がおこりにくいというのがあります。
無論上半身といっても首や顔の部分は絶対に縄を巻かないということは覚えておかなければなりません。あくまで緊縛における縛るべき上半身は頭部とその近く以外にあたるということは覚えておきましょう。
そしてそのような基本的なことを覚えておけば、上半身は立ちながらでも座りながらでも誰でも基本的には縄を縛りやすい部位です。
パートナーと会話をしながらじっくり時間をかけて、相手の体調を気遣いながら緊縛をしていくことは特におすすめです。
また、上半身であれば縛られる人自身が自分の体に縄を巻くことも比較的容易なため、自縛を学ぶなら上半身緊縛からと言っても過言ではありません。
そのためSM初心者はSであれMであれまずは上半身を安全に美しく縛れるようになることを第一目標として掲げるのが良いと思います。
腕の位置や縄の使い方で多種多様
上半身緊縛においては腕がとても重要な役割を果たします。ずばり腕二本をどのような位置で固定するのか、縛るのかによって緊縛の効果や見た目は大きく変化するのです。
たとえば諸手上げ縛りや後ろ手縛りはマゾの被虐心を煽るのにとてもよく役立ちますし、調教師が体の前面を調教するのにとても便利です。
また、亀甲縛りや菱縛りは見た目が美しくSM初心者でも馴染みやすいため、マゾの羞恥心を煽ることにかなり便利なものと言えます。
全身を美しい縄のかたちで縛れば、必然的に緊縛に対するモチベーションというのも上がってくるものですから、初心者はまず頑張って亀甲縛りなどを究めてみるといいかもしれません。
ただすでに感づいている方も多そうですが、美しい見た目の緊縛というのはほとんどの場合、それ相応に縛り方がとても複雑でむつかしいものです。
そのため飽き性な人たちはまず簡単な手首や腕の縛り方をマスターすることから始めていき、見た目にこだわるより先に実用性を重視した緊縛を行っていった方がいいかもしれません。
実用性に優れた緊縛であればたとえばソフトSMに分類されるような、手首や足首だけを優しく縛るような緊縛方法も存在します。
このての優しく軽く縛る緊縛調教は、なんだか緊縛プレイを楽しんだ気になれなくて嫌いだという調教師も多いようです。
しかし緊縛調教というのはその楽しさや美しさよりも、世間一般では事故や事件のイメージが結び付きやすいものなのだということを覚えておきましょう。
これは実際緊縛を行う上で諸々安全対策を講じるという最低限のマナーすら守れていないSM調教師が増えているからこそ起こっている緊縛のマイナスイメージの拡大であり、これはとても悲しいことです。
緊縛プレイはとにかく安全に行うことが大切であるということを今一度考えるなら、やはり初心者ほど意識してからに負担がかかりにくく、それでいて誰でも比較的簡単に縛れて、同時に外しやすい緊縛を行っていくべきと言えるでしょう。
このように数多くある緊縛技術の中でも特に簡単で効果の大きい上半身緊縛は、SM初心者たちにこそおすすめです。
しつこいようですが体は血液が流れる管がたくさん張り巡らされているため、ここをノリだけで強く締め付けたりはしないように気を付けてください。
あくまで縛られる側の感覚や体調に配慮し、無理なく楽しく縛ることができれば、それだけで基本的には十分なのだと理解しておくことが大切です。
緊縛ができる人間というのは昔からある程度誰でにでも尊敬される傾向がありますから、SMパートナーとの出会いをまずは見つけたうえで、興味の赴くままに一度SM緊縛調教を実際に楽しんでみてください。
今はSM調教の楽しさや刺激を共に共有できる相手を探すのにとても便利なSM専門の出会いサイトがとても多くネット上に存在します。
そんな出会いサイトの多くを上手く利用して、自分のSM調教、緊縛スキルを共に高めていけるような最高のSMパートナーとの出会いをぜひ手に入れてみてほしいと思います。
執筆者:M女ペディアン