恋愛やセックスを行うことに年齢制限がないのと同じように、SMプレイを行うことにも年齢制限はありません。
もちろん成人ではない人が行うのはダメですが、二十歳以上ならだれでも自由に楽しめるのがSMだと思います。

そしてSMをいつまでも自由に楽しめるということは、すでに年金生活を送っている年配の方でもSMは実践可能ということです。
そこで今回は、年配者でも楽しめるSMプレイや、熟した体だからこそ楽しむのに最適な人気のSMプレイを三つほどご紹介したいと思います。

ソフトでも奥が深い目隠しプレイ

歳をとると視力が低下するのはよくあることですが、実際は眼だけでなく肌や鼻なども感覚が鈍くなってしまうものです。
つまりは五感の鋭さは若い頃に比べると落ちてしまうのが歳を重ねるということ。

そしてそんな鈍感になった感覚を上手く利用できるプレイが目隠しプレイです。
人は目隠しをされると前が見えなくなった分、触覚や嗅覚を上手く利用して自分が置かれている状況などを想像するものです。

しかし歳をとって感覚が鈍くなった人が目隠しをすると、これはもはや若い頃に行う目隠しとは比べ物にならないくらい高い効果を発揮します。
目の前が見えないだけでなく、自分の他のあらゆる感覚が鈍くなった状態では、単なる目隠しプレイというソフトSMもとても刺激的なものになります。

さすがに目隠しをしたまま激しいSMプレイまですることはおすすめできませんが、ただ目隠しをした上で愛撫を繰り返すだけで、わりと楽しい体験ができるという意味では目隠しプレイは年配者に特におすすめできるSMプレイの一つだと言えるでしょう。

緊縛行為もやり方次第

緊縛調教はSMプレイの大定番と言えるものですが、これの危険性についてはすでによくご存じな人も多いでしょう。
少し縄をかける場所を間違うだけで事故が起きてしまうという側面がある分、緊縛というのは年配の人には特におすすめできないもののように普通は思えます。

しかし緊縛行為というのは自由度が高いという側面もあるため、実際はやり方、楽しみ方を工夫すれば緊縛は十分年配の人でも楽しめるものです。
たとえば縛られる人に束縛感だけを与え、体の自由はほとんど奪わずに楽しめる縛り方には亀甲縛りや菱縛りがあります。

こういった魅せる緊縛は年齢を重ねた分、着物や和風の衣装と併用すれば若い頃とは違った味が出てくる面もあるため、ぜひ活用してほしいものです。
また、年配同士で緊縛を行う際には、いわゆる宙吊りになるような上級者向けのプレイだけは極力行わないように気を付けてください。

若い頃に何度も縛られてきたから大丈夫、と考える玄人さんも居ると思いますが、実際縛られてみると若い頃より年を取ったあとの方が体の負担は大きく感じられるものです。
特に体が宙づりになるタイプの高度な緊縛は、どれほど重力を分散していても少しのズレや体調の変化で大きな事故につながりやすいため、歳を重ねたあとは行わないようにするのが無難だと思います。

露出プレイは永遠

最後にご紹介したいのは特殊なアイテムを一切用いず、むしろ身に着けているものを全て取り去ってしまう露出プレイです。
さすがに極寒の大地で楽しんだり、暑い日に炎天下で楽しむのはおすすめできませんが、適度な温度が保たれた場所での露出プレイはいくつになっても効果的です。

特に年配者ともなると昼間に外出していてもあまり変には見えませんし、少子高齢化が進んだ今、多くの通行人に紛れやすいという利点があります。
そういった点を利用すれば露出プレイを行う際のさまざまなリスクを軽減することができるため、歳を取っても露出プレイは楽しむ価値が十分あると言えるでしょう。

これまでに紹介したようなプレイは、どれもソフトめなプレイではありますが、長年SM業界では愛されてきたプレイばかりです。
歳を重ねてSMを楽しむ意欲が減退した人も居るかもしれませんが、気が向いた時には一度今回ご紹介したSMプレイなどを実践してみてもいいかもしれません。